心底思った。

　『虹』

安月給の私は給料が入っても、やはり何枚もCDが買えるはずもなく、でも、どうしても音源が欲しくて。
先日、私の家からは遠すぎるレンタル屋まで行き、何枚かARASHIを借りた。めったに行けないのに、貸し出し中でアルバムは1枚しか残ってなかった。しゃあないからそれとシングルを何枚か。
わたしはね、昨日の記憶さえもあいまいで、夢の中みたい。気になることがあればそれは容赦なくゆめの中で現実に、なる。そんな毎日に、いつまでも脳の半分が眠ってしまってるような毎日が、わたしは、とてもむなしく、なる。
天気のいい昼間こそ、浅いゆめをみる、それは現実なのか、夢の中でおこったことなのか、今日のことなのか昨夜のことなのか、それすらも。
あまりにもいちにちが、まいにちが、長い・・・。
ひとつづつ、終わらせていかないと、わからなくなる。
がんばって仕事をしよう。収入がないとスタートがないようなもんだから。
わたしには書けない詞を書くアーティストに魅かれる。
異性への愛を描けるひとは素晴らしい。一生かなわない。愛の深さに涙がでる。
私には「愛を深めた」経験が、ないから。
であるならば、せめて、彼らの言葉をかりてうたいたい。わたしの声で。